サイドエントリー型復水器
通常の復水器はタービンの下に配置されますが、それにより設備(建造物)を2階建て以上にしなければなりません。
サイドエントリー型にしますと、タービンと復水器が同じフロアーに収まるため、設備費が大きく低減でき、工期も短縮できる等、色々なメリットが生まれます。
ただし、タービン下型復水器は、機器の熱膨張を吸収するため、伸縮継手を介してタービンと接続されますが、サイドエントリー型復水器は、機器が真空状態で運転されるため、通常の伸縮継手が使用できません。
タービンと復水器の接続は、タービン下型復水器とは異なった方法を取る必要があります。
写真の左側より蒸気が流入します。
同じく写真の左側より蒸気が流入します。
ちょっと変わった形の復水器です。
胴体にベルトのようなものが2本見えますが、吊り上げ用の保護材です。
サイドエントリー型復水器を製作してるところです。
手前の大きな円形開口が蒸気の入口となります。