復水器(CONDENSER)
一般の方々には、あまりなじみのない機器かもしれません。
字のごとく、水に戻してやる器(うつわ)です。
主に、タービン(これで発電を行ったりします)を、駆動させた蒸気を水に戻してやる、などに使用します。
通常、飽和温度を下げるため、復水器内は真空状態(大気圧力以下ということです)にし、
冷却には水を使用します。
下の写真は、製紙会社殿向け、自家発電設備用の復水器です。
金の様に光ってる円盤が専門用語で管板(カンバン)と言います。
熱交換器の管板=機器の顔 と考えております。
水室カバーを付けて、出荷です。
レッカー車2台で吊り上げ、トレーラーに積んで、搬送します。
ホットウェル(蒸気が水となって溜まるところ)は、通常、別送します。
本体が据え付けられた後、本体下部に溶接で取り付けられます。
この位の大きさまでが、陸送(トレーラーで運ぶ)できる限界です。
これ以上大きくなりますと、方法は二つ
一つは、部品で運んで、現地で組み立てる。
もう一つは、海上輸送です。
弊社工場は、海岸沿にあり、工場より埠頭までわずか、200m足らずです。
海上輸送の場合、大きさの制限を受けることがなく、私共の工場で製作可能な大きさであれば、出荷できます。
ただし、搬入先(お客様の工場)が同様に海岸沿にあるか岸壁より据付場所まで
運ぶ事ができる必要があります。